心を整えるための方法として「マインドフルネス」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、そもそもマインドフルネスとはどういうものなのでしょうか?
マインドフルネスとは、過去や未来に飛びがちな意識を「今、ここ」に戻すことを言います。自分が「今この瞬間」に感じていることに注意を向け、その感覚を味わうことで、思考による脳の疲労を軽減し、心を安定させる効果があります。
私達の思考は、「過去への後悔」と「未来への不安」で占められがちです。それを日頃から意識している人はあまりいないかも知れません。多くの場合、無意識に不安や心配にエネルギーを取られてしまっており、いつの間にか心が疲弊しているものです。
マインドフルネス瞑想は、「今、ここ」の感覚に戻ってくるトレーニングのひとつです。意識が過去や未来に飛んだら、それに気づいて「今」に戻ってくることを繰り返し行います。そうしてだんだん、後悔や不安などのネガティブなエネルギーから離れられるようになってゆくのです。
方法は、インストラクターに指導してもらうのも良いですし、瞑想CDやマインドフルネスアプリなどでガイドしてもらうと、初心者でも入りやすいと思います。私はAwarefyという有料アプリを使っていて、こちらの瞑想プログラムをフル活用しています。
マインドフルネスは、一回の瞑想でアハ体験のように「気持ちが落ち着いた!」となることはほとんどないでしょう。瞑想もマインドフルネスも、筋トレと同じように日々の継続で身につくものです。私は1ヶ月ほど継続してこの記事を書いていますが、自分のメンタルを揺らす思考や感情にいつの間にか侵食されていることに気づけるようになり、そこから離れるというワザを少しずつ身につけてきています。
頭が忙しく活動的な人ほど、「動かない」イメージのある瞑想は敬遠しがちなものです。でもそういった方であるならなおのこと、過活動になっている脳を休めることがとても大事になります。マインドフルネス瞑想を、ぜひ生活の中に取り入れてみてくださいね。