こんにちは、光咲です。
人生がハードモードになる人は、ホロスコープでも特徴的に表れますが、中でも「土星」がハードに効いているとその傾向が顕著になります。
土星からの影響「禁止」「否定」
土星は「制限」「ルール意識」「厳しさ」などを表し、これが他の天体(特に太陽と月)とハード(特にスクエア・オポジション)に関わると、過剰にブレーキがかかり、「これはダメ」「こんな自分は許せない」など「禁止」や「否定」が多くなります。
・良い母親でいなければならない
・職場に迷惑をかけてはいけない
・全員に好かれる私でなければならない
・優秀でいるために努力しなくてはならない
・自分のやりたいことは後回し
など。思い当たることはありませんか?
土星の入っているハウスを見る
土星が出生図のどのハウスに入っているかを見ると、自分の中で抑制がかかる場面がわかります。
1ハウス:自分自身の存在をルールの中に閉じ込めようとする
2ハウス:経済的に冒険しない、安定していないと不安
3ハウス:好奇心を抑制される、特定のジャンルの学びに偏る
4ハウス:家に縛られる、厳しい環境で育つ
5ハウス:自由に気持ちを表現できない 型にはまった表現になる
6ハウス:仕事への義務感に縛られる
7ハウス:人付き合いが広がりにくい、晩婚の傾向
8ハウス:他人との密な関わりが苦手、時間がかかる
9ハウス:知的な分野で特定のジャンルに偏る
10ハウス:社会的立場に縛られる
11ハウス:未来に対する視点がシビア、閉鎖的な友人関係
12ハウス:心に憂鬱さを溜めやすい、悩みを手放すことが苦手
自分の中の土星との付き合い方
土星は「課題」を表す天体ですので、土星が目立つ配置を持つ人には宗方コーチ(Byエースをねらえ)がついていると考えると良いかも知れません。(若い人はわかんないよね)
厳しいけれど、土星先生は自分のために指導してくれているのです。ソフトアスペクトだと優しくも厳しく見守る感じ。ハードだと・・・ちょっと厳しすぎて泣きが入るかも知れませんが・・・。
「こうしなければ」が強い人は、その考えはあくまでも自分をより良くするための要素であり、「こうでない自分はダメだ」と否定するものではないことを知っておく必要があります。
土星がハードに効いている人は、無意識に自己否定に走りがちです。これまでの人生、ずっと自分に厳しくし続けてきたことでしょう。それで潰れそうになっている人もいるかも知れません。
苦しくて、明日をも見えないと感じている人は、自分の中の土星の影響から逃げてもいいんです。土星先生といえど、もとは自分自身。自分に厳しくする自分に、「今はちょっと待って」とお願いしましょう。自分の中の厳しさと向き合い、対話すること。これが、無意識に土星に否定されないための大事な方法です。
ちゃんとしたほうが気持ちが楽になるならちゃんとする。今頑張れないなら、ゆっくり休む。それは、自分の心としっかり対話をして、自分にためになる方を選びましょう。
土星の影響から少しの間逃げても大丈夫。土星は「長期育成」を意味する天体。長い長い付き合いの中で、再び課題に向き合わせてくれて、成長を促してくれます。しんどいときは休んで、頑張れるときは頑張る。長い目で、ゆっくりと、自分のペースで成長していければよいですね。
土星がハードな配置持ちの雑感
私は土星が太陽とコンジャンクションしていて、その2天体を頂点に、キロンと天王星とで誤差1度以内のTスクエアを作っています。
ハウスは5ハウスですが、6ハウスの2度手前ですので「5度前ルール」で6ハウスにも影響しているとみなします。自分の気持ちを自由に表現できない、仕事の義務に縛られている、どちらも非常に当てはまります。
太陽と土星のコンジャンクションの記事はいずれアメブロから引っ張ってくる予定ですが、土星が太陽にストレートに効いているので、意思決定は常に「親目線」「先生目線」「上司目線」を感じながら行ってきました。つまり「叱られないか」「常識から逸脱していないか」「褒められる内容であるか」。
常に目上の人のチェックが気になり、注意されることを極端に恐れるため、自分のやりたいことを堂々と表現することがなかなかできずにいました。やりたいことをやるにしても、あくまでもこっそりと、影に隠れた形で、身分を隠してやってきています。
看護師という、人から「すごいね」「大変だね」と言われるような仕事を表の仕事としてやっていますが、これが自分の資質として合っているかどうかは別問題。というより合っていません。全然。これっぽっちも。(これもいずれ記事にしたい。)
自分の資質に合う仕事はもっと別にあり、それをメインにやっていきたいのですが、「それで食っていけるのか」「そんな仕事ダメだ」と人から言われるのが怖いんですよね~50代も目前となった今でも。
土星のチェックが入りやすいホロスコープを持って生まれてきたので、ビビリなのはもう仕方がないと割り切るしかなく、その土星のチェックを通過できるよう、自分のやりたいことをきちんと整えるしかないんだぁ・・・と毎日頑張っています。
逆を言えば、この土星の影響のおかげで、破綻せずに生きてこられたわけです。なので土星に感謝しつつ、でもこの土星を納得させられるよう、ゆっくりと時間をかけて「自分の資質に合う仕事」を作り上げていこうと思っています。
自分の中の土星を敬遠せず、感謝すること。これが、自己否定に陥らない最大のコツかも知れませんね。